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ニコチン(たばこ)の罠

2013.9.23|喫煙の真実


ニコチン(たばこ)の罠





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思えば吸い始めた時、まったく美味しくなかったたばこ。
何が美味しいのかと思っていたら、
いつのまに無くてはならないものになっていました。


よく調べてみると、薬物依存と大して
変わらないことがわかりました。
しかもニコチンやアルコールはヘロインに次ぐ
依存性があり、コカインより強いそうです。
(ニコチンの挙動はまるで麻薬と同じです。)


そもそも薬物依存とは何でしょうか?
調べていくと、精神依存、身体依存、耐性と習慣の中でも
精神依存(精神汚染)がその本質であることがわかってきました。


まずは脳を変容させて身体汚染を引き起こし、その反応で精神依存状態に
陥れて、最後に習慣にさせることで喫煙から抜けられなくさせる
3つの罠が用意されています。


喫煙所などで美味しそうにタバコを吸う人を見かけます。
ニコチンなどの薬物を繰り返し摂取することによって
喫煙者になるわけですが、喫煙者は脳内の「脳内報酬系」または
A10神経系と呼ばれる神経系がニコチンにより誤動作を起こして
情報伝達物質のドーパミンなどが強制的に過剰になったり、
ドーパミンなどとニコチンが置き換わることによって
快感を得る経験をしています。


ドーパミンが過剰になる経験をすると、ドーパミンを分泌する
トランスポーターの数は減り、受容体の数が増えて、
その薬物なしでは脳が快感を得られにくくするメカニズムが
出来てしまいます。


実際、ニコチン脳またはタバコ脳と呼ばれる
状態は食後の一服や寝起きの一服などの
たばこを吸わない限り満足することが
できなくなった脳の反応そのものを意味します。


そのままタバコを吸わないと、焦燥、不安、
食欲亢進、集中困難になり更に我慢すると、
私の場合高熱が続き、悪夢を見たり自己嫌悪に陥ったり
します。


➤ 禁煙失敗の強烈な記憶から脱出させてくれたチャンピックス(過去記事)


この症状はよくいわれる極度のうつや自殺願望などの
チャンピックスの副作用ではなく、
私の場合は単なる離脱症状だったようです。
その証拠にチャンピックスを服用したら
吐き気と頭痛だけで済んでしまいました。


話をもとに戻しますが、心理的な
ニコチンの罠は次のようなものです。


「たばこは落ち着く、集中力が上がる」
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真実
「ニコチンなしには分泌するドーパミンが少なくなっているため、ニコチンにより強制的に過剰な状態にする。
つまり、ニコチンが切れて軽いうつ状態や不安定な状態からニコチンを補給して通常の状態に戻るだけです。」



「たばこはストレス解消に効果的」
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真実
「たばこが解消するストレスは、ニコチン切れのストレスだけで禁断症状がおさまるのみ。ニコチンのせいで脳はむしろストレスを感じやすい状態になっています。」



「低タール/低ニコチンのタバコなら体への害が少ない」
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真実
「味が薄い分深く吸い込むのでタール・ニコチン量は変わらない。メンソールタバコに至っては、メンソールが局所麻酔の役割を果たし、喉に炎症があっても吸いやすくなっています。」












これらの3つの罠 – 身体依存・心理的依存・習慣 – が重なり抜け出せなくなります。夜になってタバコがないことがわかると急にそわそわして、真冬でもそそくさと買いに出かけないと気がすまなくなるのはそのためです。


自分ではニコチンを制御しているつもりでもニコチンの依存性はヘロインやアルコールと同じ罠のため、とうに脳をコントロールされてしまっている本人にそこまでの自覚がないのが普通です。だからたばこの禁煙は難しく、ひとたび依存症や中毒を起こしてしまうと病気になってまでやめられない理由はここにあります。




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